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お水の世界の裏話



お店の裏事情


<銀座で働くMさんのちょっと悲しいお話>

 高級クラブに関するちょっと悲しいお話をしますね。

 銀座の高級クラブで働いていたとき、一人の売り上げのお姉さん、Mさんが働いていました。Mさんはずっとホステス一筋で働いて生きてる方でした。

 Mさんは、30歳くらいで、性格もよく、スタイルはいいのですが、顔がちょっとオバサンぽい・・・?!言ってしまえばちょっと色っぽいお母さん、という感じの女性でした。(Mさん、ごめんなさい)

<お店からのひどい仕打ち>

 売り上げがそこそこあるのでお店は雇ったらしいんですが、”見た目が店風に合っていない”という理由で、Mさんのお客様がご来店した時以外は全て待機させられていたんです。たまに席につかせてもらえるときは、お店が混んでどうしても人手が足りないときだけでした。

 Mさんは、もちろんホステスとして生きていくために、新しいお客様を開拓したくて働いているわけですから、他のヘルプの席にもつきたいわけです。でも、何度行っても待機ばかりでいつもお店の隅にいました。

<お店のスタッフが放った一言>

 で、Mさんはある日お店の男性スタッフにそのことをお話したらしいんですが、そのスタッフは彼女に一言・・・

「お客様だってね、高いお金払ってるんだから若くてキレイな女性と話したいことくらいわかるでしょ?」

 Mさんは、さすがに返す言葉がでてこなかったみたいです。

 冷たいですよね・・・しかも女性としては、そんなことを言われたら傷つきますよね。そのスタッフはいつも他のホステスの前では優しい人なのに、その話を聞いたときはさすがに複雑な気持ちになりました。

 他のお店でどうかはわかりませんが、お店側としてはやはりそうするのが”お店のため”なんでしょうね。

 Mさんはその一言を言われた後、相当落ち込んだ様子でした。それでもしばらくは働いていましたが、結局トータル半年ほど働いてお店を移りました。

 Mさんのお客様、ホステスが逆指名したいくらい本当にいい方たちばかりだったのに、残念な気持ちになりましたね。



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