<売り掛けとは>
売り掛けとは、いわゆるお客様の飲食代の”ツケ”のことです。お客様は、係りホステスとの信頼関係でご自分の飲食代を売り掛けにすることができます。
<売り掛けを成立させるには>
売り掛けは、基本的に伝票にお客様がご自分の名前をサインするだけで成立します。そして、後日請求書をお客様のところに送り、ご来店の時に支払っていただくか、振込みにするかなどでその飲食代を係りのホステスの責任で回収しなくてはいけません。
もし、2ヶ月以内に回収できなければその飲食代はホステスのお給料から給引きにされてしまいます。
<売り掛けを回収できなかったら?>
売り掛けが回収できなかった場合、給引きにされてしまうという決まりは、入店前にきちんと説明され、お店が用意した”誓約書”にサインしなくてはいけません。その誓約書には、「ホステスが自己の責任で行った売り掛けについては全責任を負うものとする」といった内容です。結構コワイです(汗)。
人と人との信頼関係でツケにするといっても、人間いつどこで何があるかわかりません。お客様の会社の経営が悪化した場合や、倒産した場合などはもちろん売り掛けを回収することはとても困難になってくるでしょう。
また、ふとしたことで突然、信頼関係が崩れることもあります。ホステスとしてありがちなのが、色恋営業をしていたときにお客様との恋の関係がなくなってしまったとかいったケースもあります。
<売り掛けを回収できない恐怖>
私は、お姉さんが月数十万〜数百万回収できなかったというケースも何度か見てきました。売り掛けが回収できずに、お給料から60万という金額を引かれて切羽詰っていたお姉さんもいました。また、売り上げは月に数百万あってもお客様からの売り掛けを回収できずに、お給料が0(ゼロ)になってしまったというチーママも見たことがあります。
バブルがはじけた時は、莫大な売り掛けをお客様から回収できずに夜の街から消えたホステスも珍しくはないそうですね。
ちなみに、法律で言えば飲み屋のツケは2年の時効で消えます。
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